カードローンは事業資金に使えない!でも事業に使えるローンがあります

キャッシングのヒント

社長

カードローンは資金使途自由、つまり借りたお金の使いみちを問われないのがメリットです。

一般的にローンと言えば「住宅ローン」「自動車ローン」「学資ローン」など、使いみちが決められているものがほとんどです。しかし、カードローンの場合は生活費、遊興費、交際費、ほしいブランドバッグがあるなど、基本的にはどんなものにも使えます。

しかし、資金使途自由なカードローンでも唯一、使ってはいけないものがあります。

それは「事業資金」です。事業を運営するための設備資金や運転資金などにカードローンは使えません。(実際に上手く理由を付けて事業資金に使っている人がいるかどうかについてはここでは触れませんが)

では、事業性資金の融資を受けるためにはどのようなローンを使えば良いのでしょうか?

事業資金に使えるローン

事業者向けのローンをまとめます。

カードローンを事業資金に使えるかどうか考えているということは、恐らく銀行からの融資が難しい状態だと思いますので、今回は「借りやすい順、審査が緩い順」に紹介したいと思います。

ビジネスローン(商工ローン)

ビジネスマン

事業者向けの融資を行っている会社で、最も借入しやすいのが「商工ローン」です。

商工ローンわかりやすく説明すると、「事業融資に使える消費者金融」といった所で、業績が赤字でも簡単に、無担保で、すぐ借りることができるが、その代わり借入金利がめちゃくちゃ高いというのが特徴。

Wikipediaの引用ではこのように説明されています。

事業者金融
事業者金融は、商工ローンとも呼ばれ、企業の経営者を対象に高い金利(最高年利29.2%)で事業用資金を貸し付ける業態を指す。元は、手形割引を行っていた業者が転換したケースが多い。
銀行と比べて無担保、融資までの実施が早い点を持つが、サラ金同様に高金利と取立てにかかわる数々の問題を抱える。

商工ローンを扱っている金融業者はたくさんありますが、中にはヤクザまがいの恐ろしい業者もあります。もし利用を検討するのであれば、名前が通っている大手が安心です。

ビジネスローンで大手と言えば、アイフルグループの「ビジネクスト」です。タレントを起用するなどしていますから、イメージも悪くありません。

ビジネクストは、赤字・債務超過の企業に対しても融資を検討してくれる、無担保型のビジネスローンです。その他にも、ビジネス向けのカードローンや法人カードなど、多くの商品を展開しています。

詳細はこちら。
事業者向け融資で評判のビジネクストについて徹底解剖したところ

売掛債権のファクタリング

スピード

売掛債権のファクタリングとは、売掛金を担保にしたローンのことです。

売上が発生しても、現金取引でない場合は実際に取引相手から入金が行われるまでに時間がかかります。中には、納品してから支払いが行われるのが数ヶ月先になることもあり、その間は資金繰りが逼迫し、仕入れができないというのはよくある話です。

そこで、将来的に発生する売掛金の回収(入金)で返済をすることを前提として、お金を前借りするというのが売掛債権のファクタリングです。

もちろん、一定の借入利率は設定されますが、これまで数ヶ月先だった資金繰りのサイクルが数日に短縮できるので、資金繰りは大幅に改善します。

売掛債権のファクタリングは、売掛金の回収という確実性の高いお金が担保にできるので、売上高にもとづいて借入枠を大きく設定できたり、民事再生中、債務弁済を遅延している状態でも融資を検討してもらいやすいのがメリットです。

ビジネスカードのキャッシング枠

ビジネスクレジットカード

法人カードや個人事業主向けのビジネスカードの一部は、クレジットカード利用枠以外にキャッシング枠を設けていることもあります。

例えば、個人事業主向けのクレジットカード「三井住友カードマーチャントメンバーズクラブ」は、キャッシングリボとして最大50万円までの無担保無保証枠を設定できます。

もちろん、キャッシング枠だけでなく通常のクレジットカードショッピング枠も使えます。

また、「オリコ エグゼクティブ ゴールドフォービズ」はクレジットカード自体にキャッシング枠は付いていませんが、オリコのローンカード「CREST for Biz」の金利を最大2%引き下げられるメリットがあります。

このように、事業者向けローンとビジネス用クレジットカードは相性が良いので、借入できるカードがないか探してみてください。(ビジネスカードの話題は法人カードカタログというサイトでどうぞ)

ビジネスカードのキャッシング枠は、一度審査に通しておけばいつでも利用できるのがメリットです。しかし、借入利率(金利)は決して低くなく一般的なビジネスローンと同等なので、あくまでも短期借入で使うのが良いと思います。

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫

創業融資なども含めて積極的に融資をしてくれるのが日本政策金融公庫です。政府系の金融機関なので、低金利かつ審査も緩いです。

もちろん、無理な貸し剥がしなどは一切ないので、資金調達で困ったことがあったら、まず最初に頼りたい金融機関でもあります。

ローンの商品も多数取り揃えているので、条件に見合うものがあれば比較的すぐに融資に応じてくれますし、特別金利が適用されることも少なくありません。

また、合わせて地方自治体が連携している制度融資の活用を検討してみても良いでしょう。

信用金庫

信用金庫

地元に根ざした地域密着型の金融機関が信用金庫です。

1社あたり数百万円程度の貸付をおこなっていることがほとんどで、付き合いがあるのは主に個人事業主です。

信用金庫は「地元企業に貢献する」というミッションがあるので、業績が苦しい時でも意外と無理を聞いて融資に応じてくれます。貸し剥がしなどもほとんどないと聞きます。

銀行はビジネスライクな印象がありますが、信用金庫は中小零細企業に対しても手厚いサポートをしてくれるため、「信金さんの方が信用できる」という事業者の方も多いでしょう。

しかし、信用金庫は借入利率が高いです。もちろん、商工ローンなどと比較すると圧倒的に低金利ですが、暴利で貸付を行っているという悪質な信用金庫も存在するとネットの口コミでも話題になることがあります。

そういった意味でも、決して信用金庫に頼り過ぎることなく、資金繰りは経営者でしっかりとコントロールすることが大切です。

銀行

銀行員

一言に銀行と言っても、地方銀行からメガバンクまでさまざまです。しかし、中小企業・個人事業主がお付き合いするのは主に地方銀行でしょう。

信用金庫や日本政策金融公庫と比較して、地方銀行は審査をシビアに行います。また、銀行も民間企業として利益を追求していますので、ビジネスライクなお付き合いをするのが良いと思います。

銀行さんに対して冷徹になる必要はありませんが、銀行に恩を売ったからといって、将来窮地に立たされた時に助けてくれるわけではありません。

銀行さんから色々とお願いされることも多いと思いますが、銀行は友人・知人ではなく「ビジネスパートナー」として付き合うべきで、お互いに「できる・できない」をはっきりしておく関係を築くことが、両者にとって良い付き合い方だと思います。

プロパー融資が受けられるようになると、信用金庫などよりも低金利で事業資金を借りられますが、銀行からの融資はハードルが最も高いです。

いかがでしたか?

その他、不動産担保ローンや自動車担保ローン、手形割引など、資金を調達する方法は数多く存在します。

しかし、事業資金を借入する前に頭に入れておくべきことが1つあります。それは、高金利で借りるなら短期借入にとどめておくことが最低条件であるということです。

年利3%の借入利率であれば、年利5%の利益を出せば、差額の2%が利益となります。しかし、年利15%で借入をする場合、年利15%以上のリターンをあげなければ借り入れ分が損失となってしまいます。(仮に年利13%の利益を出しても2%の損失)

ですが、年利15%以上のリターンをあげるというのは、中小企業や個人事業主にとってはハードルが高く、現実的ではありません。つまり、年利リターンを上回る利率での借入金の長期化は避けるべきです。

しかしそれでも、事業をやっていると資金不足に陥るケースがあります。そういった場合は、年利15%以上のビジネスローンを検討せざるをえないこともあると思いますが、このような場合は1年以内の短期借入で返済することを前提とすることが大切です。

もしそれが難しいということであれば、ビジネスモデルを変更したり事業規模を縮小するなどして、借入に依存しない方法を考えなくてはなりません。そうしなくては、いずれ資本は枯渇し、事業の継続が難しくなってしまいます。