「キャッシングをすると信用力が下がる?」の嘘、計画的に使うことの大切さ
キャッシングを利用するときの不安要素の一つに「信用力が下がるのでは?」というものがあります。
銀行の取引やクレジットカードの利用状況は信用情報機関を通じて共有されており、あなたのクレジットスコアとして残っているからです。
ブラックリストに入ると、他のキャッシング業者でも審査に通らなくなるのは、これが理由です。
クレジットスコア(信用力)は5つの項目で決められています。
カッコ内は重要視される割合を表します。
- 返済履歴(35%)
- 契約口座残高(30%)
- 口座保有歴(15%)
- 新規の契約口座数(10%)
- 契約口座の種類(10%)
例えば、「10社の消費者金融から借り入れを行なっている」と聞けば、信用イメージは悪いように思われます。
しかし、上記5項目のうち「契約口座の種類」が重要視される割合は10%しかありませんから、10社からお金を借りるよりも、返済が遅れる「返済履歴」にキズを付けてしまうことの方が、信用力は落ちるのです。
このように考えると、信用力を保つ上での見え方が変わります。
- 返済遅延は絶対にしない
- 銀行口座の残高やクレジット、キャッシングの余力を残す
- 長期間利用すること
- 新規の契約口座数を増やす
- 銀行など信用力が高い口座を作る
概ねこのような感じになるのではないでしょうか。
ローンは多いほうが信用力が上がる?
実は、複数の種類のローンがあったほうが、信用力は高まると言われています。
キャッシングでお金を借りると信用力が下がるのではなく、複数の借り入れがあってもしっかりと返済を行うことで、逆にローンを使いこなしていると判断されて信用力が上がるのです。
また、以下の場合、あなたはどちらの人にお金を貸したいですか?
- 新規借り入れの申込み(信用情報機関にまったくデータがない人)
- しっかりとした返済実績があるひと(百戦錬磨の借金王)
まったくデータがない人に融資するよりも、借金はたくさんしているけど返済実績がある人の方が、安心してお金を貸せますよね。
ただ、いたずらに契約口座を増やせば良いわけではありません。
次の場合はどちらにお金を貸すほうが安心できるでしょうか。
- はじめてキャッシングを利用する人
- 3ヶ月の間に10社に申込みお金を借りている人
このような場合だと、まだ初めてキャッシングする人にお金を貸す方が安全のように思います。
3ヶ月という短期間に10社からキャッシングしている人は、もう首が回らなくなって切羽詰まっているのかな?と思ってしまいます。
ということで
キャッシングを利用することが信用力にキズを付けるのではなく、返済実績を積み上げることで信用力はむしろプラスになります。
前述したクレジットスコアの5項目を参考に、計画的なカードローンの利用を考えてみてはいかがでしょうか?
カードローンでのキャッシングは、過度に恐れる必要はありません。
今回の記事はこちらを参考にしました。
http://moneyzine.jp/article/detail/209011