若者はお金がない!お金を借りている人の多くが20代だと判明
2014年3月17日
日本共産党の「しんぶん赤旗」に、サラ金を利用している人の多くが20代だというニュース記事が掲載されていました。
まとめると以下のようになります。
- サラ金からお金を借りている人の70%が20代
- 職業は派遣社員や契約社員などの非正規労働者
- 借入の理由は生活費
消費者金融大手のアコムの利用者属性によると、「20代が49.2%」と約半数を占め、「30代は20.8%」とガクッと減ります。
このデータからわかることは、消費者金融業界は20代の利用者のおかげで成り立っていると言っても間違いではないということです。
20代のうちは付き合いや生活費などで何かとお金が必要です。
しかし、アルバイトや派遣社員をやっている人も多く、たくさん給料をもらっていない状況の人が多いので、金欠の結果、サラ金を利用することになります。
そして、そもそもの収入が少ないので、返済期間も長くなりがちです。
消費者金融にとって、20代の人は良いお客さんだということです。
借入金の利用目的についても、「生活費に関する資金が62%」の割合を占めています。
一般的にローンというのは、車を買ったり、家を買ったりするための「目的別ローン」が多いので、資金使途が自由な「フリーローン」になると、貸してくれるところは限られます。
また、生活費というお金の使い道から、金利も高くなるケースが多いです。
日本共産党の大門実紀史議員は、この問題を解決するために正規労働者を増やすべきと言っています。しかしそれも、企業の業績あってのことですから、なかなか難しそうです。
消費者金融は20代を食い物にしていると言う悪い見方ができる一方で、20代の生活を支えている存在と言い換えることもできます。
いずれにしても、20代のうちに作った借金は、できるだけ20代のうちに完済しておきたいところ。
20代の時にお金がなくて消費者金融を利用することは、その割合から見ても決して悪いことではありません。
しかし、30代になっても借金が残り、40代になっても…となっていくと、徐々に少数派になってしまうので、いつの間にか借金漬けの生活を強いられているということになりかねません。
この点はしっかりと意識を持って、キャッシングを利用するかどうか考える必要があると思います。